なぜ、勉強嫌いが英語を勉強しようと思ったのか。

英語学習が始まった中学1年生の時はなんとかまあまあな成績をとれたものの、
その後英語嫌いになり、現在完了のあたりでは、全く理解できず、中学2年生から高校2年生までは、
とりあえず文章のルールを理解することなく暗記だけして毎回のテストに臨み、
その後すぐに全て忘れる、という状況でした。

そんな英語嫌いが親に勧められ、高校2年生の夏にアメリカに1か月間、ホームステイに行くことになったのです。

当時大好きだったバンドがその期間にツアーを行うこともあり、後ろ髪を引かれるばかりで、
ホームステイに行くから勉強しておこう、なんていう気持ちも抱くことなく出発をしました。
もちろん、到着後、英語は全く話せず、常に辞書を片手にホストファミリーとコミュニケーションを
なんとかはかり、学校の先生とは、なるべく会話を避け、クラスメイトとは全て日本語、
という日々を送りました。

そして、迎えたさよならパーティにて、修了証明書のサインの私の字を見て、
講師の一人が、「Yokoの字は、性格をとても表している」と泣き、
また、ファミリーとの別れがつらく涙する私を見た他のホストファミリーが、
「いつも元気なYokoが涙する姿を見て、私まで泣けてしまった」と言っていたと、
クラスメイトから聞きました。

ほとんど英語でコミュニケーションをとれなかったのに、です。

それをきっかけに

「こんな英語力でも人々は私の性格を理解してくれるんだ」
「ならば、もっと英語力をつけて様々な国の人たちとコミュニケーションをはかれるようになりたい」
と強く思い、帰国したその日から英語の勉強を始めました。

本当に人が変わったように勉強しました。

その結果、ホームステイに行く前の1学期の英語の成績は5段階で3。
ホームステイから帰国後の2学期の成績は5,となり、担任の先生もとにかく驚いていました。

そして、そんな私には、当時通っていた英会話学校の日本人講師の方々がとても輝いて見え、
いつしか「自分もあそこに立ちたい」と思うようになりました。

そして、その思いがその10年後に現実となり、今に至ります。


ほんのちょっとしたことで、人は「嫌い」が「好き」になる、というのを英語を通じて経験できたので、
これを今、「英語大嫌い」「英語なんて話せるようになるとは思えない。」と思っている方に
シェアをできたら、とこのブログを書きました。


最後に、写真にあるクマのぬいぐるみは、28年前にホストファミリーからプレゼントでもらったものです。
今は娘に引き継がれていますが、このぬいぐるみを見ると初心に帰り、
そして、より多くの人々に「伝わる喜び」を感じてもらえるよう、発信していきたい、と強く思います。

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